4人の青春のひとときと、
4人が起こした奇跡と、
4人が生み落とした興奮の渦に立ち会えたことは
音楽ファンとして最高の幸せであり、
音楽ジャーナリストとして最高の誇りである。

4人の喜怒哀楽をたくさん目の当たりにした。
僕は呑めないけど、どうにか酒を呑んだ。
4人は、時には荒っぽくて、激しくて、熱かった。
でも、優しかった。
いつだって。

彼らの解散発表の日、僕に娘が生まれた。
LAST HEAVENのツアーは、全国を追いかけながら、
赤ん坊がいる名古屋に寄ってから東京に戻ることをくり返した。
この子は、今度の春、小学生になる。
娘の成長は、そのまま、僕が彼らを失った時間の長さなのだ。
これからも、ずっと。

4人に出会えたことに感謝している。
忘れない、忘れられない。
絶対に。
ミッシェル・ガン・エレファントというバンドのことは。

青木 優/ジャーナリスト,ライター